存在A
質問を頂きました。目の体操とか、そういう話ではなさそうです。塾長。皆さんならばどう考えますか?
<読者からのご質問>
- ときどき自分の視野の狭さが嫌になります。視野を広げるために、意識されていることはありますか?
目次
■ 塾長回答
結論から申し上げますと「言葉」と「意味」のつながりを剥がしておくことです。
最近流行の「肩甲骨はがし」みたいに、「言葉」と「意味」の間接は、実ははがれるのです。
「視野が狭い」という状態を突き詰めると、何かひとつの刺激があったときに、脊髄反射的にひとつの方向にしか考えられないということ。
テレビで言ったことを鵜呑みにしたり、教えられたことをそのまま理解してしまう動作です。
ものわかりの悪い人になる
素直といえば素直ですが、頭の配線が「直流」になっているのですね。感情の電流がそのまま思考に流れ込んで視野を狭めてしまっています。
素直であることは美徳ではありますが、視野を広げて仕事で結果を出そうとすると、もう少し「ひねくれた」ものの見方が必要になります。
例えば「○○が悪い」という情報があったとき、脊髄反射的にその情報に洗脳され「そうだそうだ」と思うのではなく、
- なにをもって「悪い」といっているのだろうか、
- その際「善い」とされている行いは何なのだろうか、
- 「悪い」と言うことによって利益を得ているものは誰なのだろうか、
- その場合の「善悪」と似たようなかたちで使われている「善悪」の概念はほかにあるだろうか、
など、いろいろな方向に問を持つことです。
そうすると自ずと考えるべき事が増え、視野も広がります。
「ものわかりの悪い人になる」ということが、視野を広げるためにはまず大事なことではないかな、と思うのです。
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