できれば、AIではたどり着きようがない、人間ならではの回答だとありがたいです。
<読者からのご質問>
- 「ビジネスはセンスだ」という人がいます。センスってどのように磨けば、ビジネスがうまくいくのでしょうか?
■ 塾長回答
「センス」に対する感性
センスを磨こうとする取組が失敗する理由は、センスが無い人はそもそも「センス」というものに関する感性が無いため、センスそのものを捉えようとしてとしても、必ずそれを誤ったかたちで捉えてしまうこと。
結果、とてもイタい感じになってしまいます。
なので、センスが無い人がセンスを磨くためには「センスがない」と感じられる行動を数多く見て「なぜそこにセンスが感じられないのか」ということを洞察する方が有効です。
・SNSに自分の気持ちを垂れ流しているところを見たりとか、
・自分本位なセールスをしているところを目撃したりとか、
・電車内で上司や同僚の悪口を言っている会話に聞き耳を立てたりとか。
いわゆる、センスのない行動についてのデータベースを作っていくということですね。
そして、観察し、学んだことは決してやらないこと。
「気持ちよいこと」には要注意
ここでタチが悪いのが「センスの悪い行動」って、やっている本人が気持ちの良い行動だということ。
結局、センスが悪い人っていうのは自分本位だからセンスがないのです。
センスの悪い行動をしないようにすることはガマンと努力のいることですが、頑張ってチャレンジし続けていれば、次第にあなたもセンスの良い人間になっていくはずです。
「人間ならでは」の方法
あと「AIではたどり着きそうもない、人間ならではの方法」ということについてもリクエストがありましたのでそちらについてもご回答。
それは「自分のセンスのなさに絶望する」ということです。
この種の「痛み」は人間ならではのもの。
イタい行動をしちゃっている人の中には、自分がセンスよく動けていると勘違いしている人も多いです。そういう人は絶望的なまでに自己認識が足りません。
理由は他人からのフィードバックを受け取ってないから。
自分の世界だけで生きている人間はやはりセンスが悪いです。
プロフェッショナルからのフィードバック
この視点では、自分よりはるかに視点が上のビジネスのプロフェッショナルからフィードバックを受ける機会を持つというのも有効です。
圧倒的な視座の違いに、自分の思考の狭さを知ったとき、あなたのビジネスセンスは一段成長します。
メジャーリーグでプレーしたいのに、少年野球チームのコーチをしている近所のお父さんから指導を受けていても全く意味はありません。
あなたとそれほど視座の変わらない先生から「いいねいいね」といわれても何一つ成長はいたしません。
明るく楽しく、welcomeな雰囲気の中で、はるか上の視点からフィードバックをもらえるような体験をしてもらえるよう、毎回、本講座では若干名の体験プレビュー参加を募集しています。
普段は会えないようなプロもゲストとして参加してくれていますので、是非、飛び込んでみて下さい。